大ブーム中のタピオカミルクティーが筋肉やボディメイクに良いか悪いかを、栄養成分を確認した上で紹介します。
若い女性を中心に空前のブームになっている『タピオカミルクティー』。
『貢茶(ゴンチャ)』、『春水堂(チュンスイタン)』などの人気ショップでは、その商品を買うだけで3時間以上も並ばなくてはいけません。
僕も春水堂のタピオカミルクティーを買ったことがありますが、たしかにコンビニで売られているタピオカドリンクよりも美味しくて、人気となるのもわかりました。何より写真映えするのがいいですよね。
そんな大人気のタピオカミルクティーですが、筋肉やボディメイクのためには悪いものじゃ無いのでしょうか?
筋トレ・ダイエット中の方には気になるところですよね。そこで本記事ではタピオカミルクティーの栄養成分を確認した上で、ボディメイクに良い物かどうかをチェックします。
そもそもタピオカとは何?原料と作り方
タピオカはキャッサバという芋を原料にして作られた食べ物のことです。サツマイモやじゃがいもと同じく、キャッサバも芋なので主成分はでんぶん。
そのため水で溶かしながら熱を加えると、ネバネバして糊状になります。これを丸めて乾燥させると、タピオカの完成です。
私たちがタピオカミルクティーで目にするタピオカは、これを煮戻してカラメルなどで黒色に着色したもの。なおタピオカはその色・形状からブラックパールとも呼ばれています。
人気タピオカミルクティーの栄養成分(マクロ栄養素)
本記事の冒頭でもお伝えしたよう『貢茶(ゴンチャ)』、『春水堂(チュンスイタン)』などの行列ができるタピオカミルクティーのお店はたくさんあります。
ではそのタピオカミルクティーの栄養成分(マクロ栄養素)は、どうなっているのかトレーニーやダイエッターなら気になりますよね。
そこで各ショップのタピオカミルクティーの栄養成分を調査してみたのですが、残念ながらそれらのお店では栄養成分が非公開となっていました。
ただ調査した中に栄養成分が公開されていたお店がありました。それはセブンイレブン系列のファーストフードショップ【ポッポ】。
タピオカミルクティーの成分は大抵のお店はミルクティー+タピオカなので、基本的に使用している材料に変わりはありません。ですので、こちらのお店の栄養成分を参考にチェックしていきましょう。
- エネルギー…282kcal
- タンパク質(P)…3.9g
- 脂質(F)…5.0g
- 炭水化物(C)…55.3g
上記の通り、糖質は55.3gとかなり多いですが、脂質は5gとスイーツにしては案外少なめ。
しかもその脂質はミルクティーに含まれる牛乳の脂質なので、タピオカそのものに脂質はありません。ですので糖質制限してる方でないなら、特に問題なくて飲めるドリンクだと思います。
炭水化物の量が豊富なので、栄養成分をチェックする限り筋トレ後のカーボドリンクとして使えないこともありません。
激しいトレーニング後は一気飲みすると、タピオカが喉につまりそうですが笑
ただし筋肉の材料となるたんぱく源は含まれていませんので、筋トレ後に飲むならタピオカドリンクとは別にプロテインなどでタンパク質をしっかりと補給するようにしてください。
【まとめ】タピオカ自体はただの糖質なので筋肉・ボディメイクには悪くない
ツイッターやネットに流れる情報を見ていると、タピオカドリンクは脂質と糖質の塊みたいなことを言われているようですが、成分をチェックしてみると決してそんなことはありません。
たしかにタピオカ自体の原料がキャッサバ芋なので、糖質(炭水化物)の塊であることに間違いはありません。ただし脂質に関してはミルクティーに含まれる牛乳やスキムミルクの分なので、たまに飲む程度なら気にする必要は無いかなと感じました。
減量中の方には飲み過ぎはおすすめできませんが、バルクアップ中(増量期)なら脂質も少な目なので罪悪感なくゴクゴク飲めるドリンクです。
それに脂質が気になるならミルクティーではなく、『ストレートティー(紅茶)』『ジャスミンティー』『ウーロン茶』などに、タピオカをトッピングすれば良いでしょう。
それならタピオカドリンクとしての脂質はほぼゼロなので、脂質カットやローファットダイエットをしている方もゴクゴク飲むことができます。
ただし炭水化物が大量に含まれていることは間違いありませんので、糖質制限やケトジェニックダイエット(極端に糖質を減らす食事法)をしている方には、絶対おすすめしません。
その場合はタピオカドリンクを飲まない、あるいはお店へ行ってもタピオカ抜きでドリンクを注文するようにしてくださいね。
何時間も並んでタピオカ抜きを注文したら、お店の人もびっくりしそうですが笑
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