バチェラー3rdシーズンについてネタバレありの記事です。
ネタバレが嫌な方は、ご注意をお願いします。
恋愛リアリティーショー【バチェラージャパン3】。
エピローグを含め全話の配信が終了し、ツイッターやフェイスブックなどのSNS上では結果についての感想で持ちきりです。
それもそのはず、今回のバチェラー3rdシーズンは今までのシーズン1・2と比べて明らかに異常な結末でした。
バチェラージャパン3rdシーズンは『Amazonプライムビデオ』で配信中です。
最後のフランスデートに残ったのは、『岩間恵さん(ブドウ農家の娘)』と『水田あゆみさん(キタ新地の元ホステス)』の二人。
そしてバチェラー友永真也やファイナルローズ(最後の1本の薔薇)を水田あゆみさんに贈り、2人は付き合うことになりました。
しかし1ヶ月後、二人はバチェラージャパン史上最速で破局。その後バチェラー友永はなんと、自分が振ったブドウ農家の岩間さんと恋人関係になったのです。
もうルール無視な問答無用の展開でムチャクチャ。
番組の意義さえ問われかねない、おかしな展開となりました。
では今回のバチェラーがどうしてそんな異常な結末になったのか?
バチェラー3を改めて見直し考察した結果、その大きなきっかけとなったのはエピソード6の乗馬デートだったという結論に達しました。
そこで明らかにバチェラー友永真也と岩間恵の関係に変化があったのです。今回の記事ではその点について、順を追ってわかりやすくお伝えします。
第2話目で岩間恵に好きアピールをしてしまうバチェラー
乗馬デートの話に入る前に、そこに至るまでの経緯をお話します。
まずは2人の出会いのシーンから。
エピソード1(第一話)の2人が初めて出会う場面。友永さんが岩間さんを見て、目がキラキラ輝きます。明らかに好意を持ってる男性の反応。
しかも岩間さんが持ってきてお土産のジャムをその場で「今食べてもいいですか?」というぐらいの食いつきぶり。
今夜ぶどうジャムあーんしてるカップル仮装期待してる
#バチェラー pic.twitter.com/HIf6z0LYMs— いぬのねぶくろ (@inunonebukuro) October 31, 2019
おそらくこの時点で多くの視聴者さんは、バチェラーは岩間さんが好きかもと感じたはず。
その後、カクテルパーティーの場面でファースインプレッショントローズ(第一印象でいいなと思った人に初めて贈るバラ)を渡しますが、もちろんその相手は岩間さんです。
岩間さんもバラを貰い「めっちゃ嬉しいです!」と自然にすごく喜んでいる表情をしていました。
岩間さん自身、初めてのローズはかなり自信になったはず。もしかしたらこの時点で、友永さんは自分に気があると感じていたかもしれません。
続いてエピソード2(第2話)、初めてツーショットデートでも岩間さんを誘います。
そしてヘリでの空中デート、バチェラーの愛車フェラーリでのデート。
ここでバチェラーは岩間さんに対して、「初対面の気持ちが100やとしたら、今の気持ちは150になっている」と伝えるのです。
たった2話目で好き度が150%アップとか…。
いくらなんでも好きになるの早すぎやろ笑。
もう間接的ではあれど、これは好きと言ってるの同じ。しかもここでサプライズローズを渡します。
バチェラーに取って初めてのサプライズローズ。ファーストローズに続き、今回も岩間さんは誰よりも早くバラを受け取って、イチ抜け確定です。
なんとバチェラーは第2話にして、すでに岩間さんにメロメロ状態。
おそらくこの時点で彼女自身、バチェラーにとって自分はお気に入りだと感づいていはずです。
バチェラーは彼女に対して、最初からあまりにも与えすぎました。
乗馬デートでバチェラーと岩間恵の立場が逆転
バチェラー3おかしくなるきっかけだと僕が考える「乗馬デート」について、続いてお話しします。
話は進んでエピソード6(第6話)のグアムでの乗馬デート。この乗馬デートでバチェラーは岩間さんと二人きりでトークをします。
ここでの会話が二人の立場を変えるきっかけになったと僕は感じています。ではその会話の内容を確認してみましょう。
友永「実際の話、今おれのことどう思ってる?」
岩間「どういう好きなのかを模索してるかな」
友永「どういう好きなのってのは、恵が?」
岩間「うん。真也さんが私のことどう思ってるかわからないから」
上記の通り、友永さんが岩間さんに対して「おれのことどう思ってる?」とストレートに聞きます。
岩間さんを大好きなバチェラーとしては、ここで「好きだよ」と答えて欲しかったのでしょう。
しかし岩間さんの答えは「どういう好きか模索してる」、つまり男としてあなたのことを好きだと思えないと言ったわけです。
これにはバチェラーもかなりテンパったようで、表情・口調共に明らかに動揺してるのがわかりました。
そもそも「おれのことどう思ってる?」なんて聴くのは、惚れてる側が使う言葉であって、惚れられてる側が質問する内容じゃありません。
バチェラーたる者、理想の男性としてもっと堂々と振舞ってくれよと思いましたね。
もうこの質問を岩間さんにした時点で、恋愛の駆け引きではバチェラーの負け。
恋愛のヒエラルキー的には岩間さんが上の立場、友永さんが下の立場であることがこのトークでハッキリとわかりました。
岩間さんも薄々とバチェラーが自分を好きと感じていたでしょうが、友永さんからの質問でそれが確信に変わったはず。
その問いかけに対して、彼女が「どういう好きかわからない(男として好きではない)」と伝えることで、二人の力関係をハッキリとさせた形となったのです。
もうここから岩間恵劇場の開幕。
誰がどう見てもバチェラーは岩間さんが好きだし、彼女が圧倒的にリードした状態でサバイバルは続きました。
これ以降バチェラーは岩間さんに対して、追いかけられる立場から追う立場へと変わります。
あんなに神戸にこだわっていたバチェラーが、岩間さんに流されて神戸じゃなくても良いと言ってしまうほど彼女の思い通りに物語は進みます。
そして冒頭で伝えたよう、おかしな結末へと進んでいったのです。
間違いなく大きなターニングポイントとなるデートでした。
【追記】7話を見れば岩間恵に真也が転がされてるのがさらによくわかる
「乗馬デート(6話)以降、そんなに友永さんは岩間さんを好きになってたの?」的な疑問をツイッターで頂戴したので、そのことについて追記します。
乗馬デートの次の回であるエピソード7(第7話)を頂ければ、もう友永さんが岩間さんへの態度を隠すことができず、好き好きアピールしているのがよくわかります。
第7話でのウェディングフォト後、プールサイドで2人切りの場面での会話シーンのことです。
2人が会話をしてる途中、岩間さんは友永さんのほほにキスをします。
その時のバチェラーの表情がもうニヤニヤでデレデレ。
そして乗馬デートからずっと不安だったのか、岩間さんの気持ちを再度確認しにかかります。
「(恵は俺のことが)好きってことやな?」
どれだけ岩間さんの気持ちを知りたいのでしょう。もう彼女の気持ちが知りたくてたまらない、不安で胸がはりさけそう状態です。
まるでクラスの1軍マドンナに片思いする3軍の男子中学生。
非モテ丸出しの根性で、とても女性を選ぶ側のバチェラーの心情ではありません。
そして岩間さんが半笑で冗談まじりで「そだね」と答えると、真也のテンションは爆上がり。
ニヤニヤデレデレはさらに加速して、気持ちが高ぶりを抑えきれず自分から岩間さんを抱き寄せ頬にキスをするのです。
いやいや、自分からキスしないんじゃないの!?
「おれは自分からキスしない」って言うてたやん。
もう岩間さんの前では彼はバチェラーであることを忘れて、完全に一人の非モテ男になってしまう真也。
もちろんここでもサプライズローズを渡すのです。もう誰がどう見ても、岩間さんを好き過ぎ状態。そして彼女の思い通りにことが運んでいきます。
完全にバチェラーを見下す・舐めた態度を取る岩間恵
二人の関係性が一目瞭然、誰の目にも明らかになるフランスでの食事デートについて詳しく解説します。
話が進むに連れバチェラーに対する岩間さんの態度は、徐々に悪くなっていきます。
言い方は悪いですが、不貞腐れてすねるわがままな子供状態。バチェラーが自分の言うことなら何でも聞くと思ったのか、もう完全に舐め切った態度でした。
ちなみにエピソード9の残り2人を選ぶローズセレモニーでは岩間さんが一番に名前を呼ばれてバラを渡されますが、笑みはなくムッとした表情。
もうこの時点で友永さんのことを、男としては全く興味が無いようでした。
自分のことを好き好きと【非モテコミット】してくるバチェラーに対して、男しての魅力を感じなくったのでしょうね。
「非モテコミット」については、『ぼくは愛を証明しようと思う。』にて詳しく解説されています。
恋愛における男女駆け引きを学びたい方には、おすすめの内容です。
アマゾンが提供している『Audible(オーディブル)』でも「ぼくは愛を証明しようと思う。」が配信中。
最初の1冊は無料で試せるので、小説を読むのは面倒くさい、ながら耳読書したい、プロの朗読で耳から楽しみたいという方はそちらがおすすめです。
【最初の1冊無料】アマゾンAudibleはこちら
そしてエピソード10(第10話)、最後の一人を決めるためのフランスでの食事デートでも友永さんに対する態度はまぁひどいものでした。
その食事の時の会話は次のものです。
岩間「その上に乗ってるの何?」
友永「ジャスミンの天ぷら」
岩間「ふーん。で、どんな味がしたの?」
(全く興味無さそうな返事)
友永「正直よくわからへんねん」
岩間「ふん」
(バカにしたような表情ワインを飲む)
友永「食べた時は苦味みたいな味がして…」
岩間「苦味じゃなくて、酸味ね」
友永「あー酸味か…」
岩間「(味がわからないの)ヤバくない!」
(ずっと半笑でバカにした表情)
岩間「私は食が大事だから、一緒に食べて美味しいを共感したい」
友永「俺ら共感できるとこ似てるやん」
岩間「好き嫌いは似てない」
(ハッキリと友永さんを否定する)
友永「でも食の好み違うと思う?」
岩間「違うじゃないフフフ」
(バチェラーをバカにした笑い方)
上記の会話内容からわかるように、終始友永さんに対して舐めた・見下した対応。
会話の最中に笑う時は、常に半笑いでバカにしたような笑い方ですし、バチェラーの話にも全く同意しません。
とても尊敬している、好きな男性への対応ではなかったですね。
この時点で岩間さんのバチェラーに対する恋心はゼロ。
なんなら見下した態度を取っていたので、マイナスの感情(嫌い)も持っていたかもしれないです。
そのぐらいあからさまに彼に対する興味がないのがわかる、馬鹿にしたひどい対応でした。
僕がデートの食事中にあんな失礼な態度を取られたら、ブチギレて席を立って帰ります。
そのくらい彼女はバチェラーを舐めきっていました。
一方のバチェラーは岩間さんの機嫌を取るようにずっと笑顔で、話を自分から合わせに行くほど。
もうこの時にはバチェラーはただの片思いする非モテ男子になっていたのです。
これがみんなが憧れるバチェラーとかウソだろ…と観ていてこっちが悲しい気持ちになりました。
このように物語の終盤では、女性に追いかけられるはずのバチェラーが女性を追いかける側となり、異常な結末へたどり着いたのです。
【まとめ】友永真也は好きアピールをやり過ぎた
今回の記事ではバチェラージャパン3での、人間関係がおかしくきっかけとその前後の経緯について詳しく解説しました。
バチェラーも一人の男である以上、女性に対する好き嫌い当然あるでしょう。
ただ今回のように相手にハッキリとわかる形で、好きという感情を出してしまうのはよろしくありません。
番組の主旨は、バチェラー自身が女性を競い合わせ最高の相手を選ぶこと。自分から一人の女性に対して好き好きアピールして選ぶ立場を放棄すれば、そりゃ番組自体はおかしなことになりますよ。
ただそこまで番組や視聴者をかき乱してカップルになった以上は、他の女性達のためにもお二人には幸せになって欲しいですね。
あと『バチェラージャパン3』はめっちゃくちゃ面白い上に、誰かと語り合いたくなる内容なのでぜひ一度ご覧になってみてください。
僕はすでに2週目を視聴中です。ほんと楽しい笑
バチェラージャパン3rdシーズンは『Amazonプライムビデオ』で配信中です。
コメント
今頃読んでます。面白い考察でした。でも、演出家が作った展開ですよね〜。
アメリカ版のある回にセリフまで、そっくりでしたよ。
友永さんは、一途だからバチェラーには向いてなかったんだと思います。
岩間さんは、友永さんが毎日書いていたおめぐ日誌の存在を知ってかなり心惹かれたそうです。それがいつかは、言えないみたい。辻褄合わなくなるからでしょうね。あんな結末に作られて可哀想に思いました。まあ、ショーでさからね。ドラマみたいなものでしょう。
真剣にリアルと思って楽しむのもありですけどね。