バチェラージャパン3rdシーズンを観て強く感じた『非モテコミット』のデメリットについて、具体的なエピソードを交えてわかりやすく解説します。
今回の記事はバチェラージャパン3の内容・結末に触れているので、かなりネタバレありの記事です。
内容を知りたくない、結末は自分の目で確かめたいという方は閲覧しないようにお願いします。
恋愛リアリティーショー『バチェラージャパン』。シーズン3全話の配信が終了して、ご覧になった方も多いはず。
僕もバチェラーはこれまでシーズン1、2と全てチェックしてきましたが、正直シーズン3が色々な意味で一番面白かったです。
今回のバチェラーである友永真也さんの、ある意味人間らしい態度には見ているこっちが驚かされました。
そしてそのバチェラー3の友永真也さんの態度・振舞いを見て強く感じたのが、『非モテコミット』は稀代のモテ男であるバチェラーすらも狂わしてしまうということ。
これは恋愛の駆け引きにおいてはとても大切なことであり、ぜひ知って欲しい内容なので非モテコミットがいかに男をポンコツにするかを本記事では詳しくお伝えします。
【恋愛工学用語】非モテコミットとは
記事冒頭から『非モテコミット』という言葉を連発しましたが、そもそも『非モテコミット』って何のこと?という方もいるでしょう。
『非モテコミット』とは一人の女性に対して、「あなたのことが大好きで他の人なんて目に入りません」状態を指します。
具体的にはその女性に対して、あなたが好きだと言葉や態度でアピールし、とにかく尽くして尽くす倒すことです。
デートの食事代を全奢りするのはもちろん、遊びに行くのはいつもその女性の好きな場所、送り迎えは自分の車、欲しいものは全てプレゼントするなど。
とにかくその女性に尽くすことにコミットする、これが非モテコミットと呼ばれる状態です。
なおこの言葉と定義は藤沢数希氏が『恋愛工学』で提唱したものです。
恋愛工学は男女恋愛を学問的にアプローチし、研究したもの。
また恋愛工学を学んでいる、実践している方達を恋愛工学生と呼びます。
『ぼくは愛を証明しようと思う。(著:藤沢数希)』と『恋愛工学の教科書 科学的に証明された恋愛の理論(著:ゴッホ)』の2冊がわかりやすく恋愛工学を学べる2冊の書籍です。
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恋愛において非モテコミットは悪手中の悪手
でも非モテコミットすれば女性にとって優しくて一途な男性になるわけだから、むしろモテるんじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。
残念ながらそれは大間違い。
恋愛において男性が女性に『非モテコミット』することは悪手中の悪手です。恋愛工学でも非モテコミットを徹底的に否定しています。
というのは女性は頼りになる・余裕がある・尊敬できる男性を好きになる傾向が強く、自分のことを好き好きアピールしてくる頼りない男性をオスとして性的に『良い男』には見られないからです。
これは生物学的に遺伝子に刻まれた本能なので、理性ではどうすることもできません。
女性は強い子孫を残すために、強さを感じる男(オス)に惹かれてしまうのです。
非モテコミットしてくる男は女性にとっては、ただの都合の良い人間でしかありません。残念ながらそのような誠実なだけが取り柄のつまらない男に、女性が恋愛的に惹かれる可能性はほぼゼロです。
女性の理想を具現化する少女漫画でも、主人公が好きになるのは自分のことをずっと大好きで大切にしてくれる『非モテコミット男』ではありません。
いつもは態度が悪くてそっけないくせに、たまに優しくしてくれる、そんな男ですよね?
人気漫画の『花より男子』では主人公の牧野つくしが選んだのは花沢類ではなく道明寺司、『ママレードボーイ』でも小石川光希が選んだのは須王銀太ではなく松浦遊でした。そういうことなのです。
そのため意中の女性と恋愛的に良い関係になりたいのであれば、決して『非モテコミット』せず接することが大切であり、これは恋愛の駆け引きにおいて基本中の基本です。
しかし今回のバチェラー友永真也さんは、その禁忌を破りある一人の女性に非モテコミットをしました。
その相手がぶどう農家のお嬢さん・岩間恵(いわまめぐみ)さんです。
ではバチェラーが岩間さんに非モテコミットをしたせいで、どんな酷いことが起こったのかを順にお伝えしていきます。
非モテコミットのせいで冷静に周りが見えなくなる
バチェラー3の第9話(エピソード9)で、残り3名となった女性達がバチェラーのご家族(父・母・兄)にそれぞれ挨拶に行きます。
なおこの時点で残った女性は次の3名。
- 岩間恵(ぶどう農家)
- 野原遥(広告代理店勤務)
- 水田あゆみ(キタ新地の元ホステス)
ただしバチェラーが圧倒的に好きなのは3人の中で、ぶどう農家の岩間さん。
言葉でも態度でもハッキリとわかるほど、彼女が好きだというのが伝わってきました。
もうこの時点で完全に岩間さんに非モテコミット丸出しの状態。
そして3人の女性と家族との顔合わせ・お話を終えて、バチェラーは「誰が自分の結婚相手にふさわしいと思うか、みんなの正直な意見を聞かせて欲しい」と家族3人に言います。
その時の家族の答えがこちら。
兄「水田あゆみさんがいい」
母「水田あゆみさんがいい」
父「水田あゆみさんがいい」
なんと家族全員が満場一致で、キタ新地の元ホステス水田あゆみさんを推奨。
水田さんの支持率が半端ありません!
しかし岩間さんが大好きすぎて彼女に非モテコミットしてるバチェラー的に、これが面白くありません。
みるみる不機嫌になっていき、その顔から完全に笑みが消えました。しかも目は完全にイッてる、一目でヤバいとわかる状態。
そして突然のマジギレモードに入ります。
「おれは自分の結婚相手を家族に決められるつもりはさらさら無い!」
「おれは自分が結婚したいと思った人と結婚する!」
「人を比べること自体がまずちゃう!」
もうとにかく家族に対して、怒り丸出しの態度で詰め寄ります。
これには家族もドン引き。ダチョウ倶楽部よろしく、あなたが好きなように「どーぞ、どーぞ」と言ってました笑
自分から意見を聞かせてと言っておきながら、思ってることを違う女性を勧められたらキレるとかもうめちゃくちゃです。
そもそもバチェラー自体が、女性同士を比べて誰と一緒になりたいかを決める番組。
人と比べることを否定するなら、番組が成り立たないという話なのですが笑
その矛盾に気づかないほどバチェラーがおかしくなっていました。
外見だけでなく中身も紳士だと思えたバチェラーが、急に家族に反抗する思春期中学生のような態度になって、観ているこちら情けなくなってきました。
非モテコミットはこんな風に、男の冷静さを見失わせてしまうのです。
非モテコミットで女から見下される・舐められる
続いてシーズン3の第10話(エピソード10)、バチェラーの学生時代の留学先フランスで残り2人に絞った女性から最後の1人を選ぶ回での出来事。
ここまでに絞られた女性2人が彼女達です。
- 岩間恵(ぶどう農家)
- 水田あゆみ(キタ新地の元ホステス)
家族全員が推薦した水田さんと、バチェラーが大好きすぎて非モテコミットしている岩間さんです。
なお前置きしておくと、上述した通りバチェラーは岩間さんのことが大好きでたまらない状態。
しかし岩間さんはバチェラーに対して、この時点で恋愛感情はほぼ無くなっていました。
私のこと好きだと言ってるくせに、バチェラーが違う女性に対しても気があるように振舞う態度を見て、完全に気持ちが冷めてしまったようです。
そしてバチェラーと岩間さんの食事デートの場面で事件は起こります。
バチェラーが食事の好みを話をするも、岩間さんは彼の意見に全く同意しません。
バチェラーが岩間さんの『食』の好みに合わせようとしてるのに、「あなたと私の好みは全く違うんじゃない?」とニヤニヤ馬鹿にしたような笑い方で彼女は対応。
バチェラーが食事の感想を「少し苦味があって…」と言おうとすると、「酸味ね!酸味!」と強い口調で否定する始末。
食べた本人が苦味と言ってるんだから、苦味で間違いないですよね。
何をそんな全否定する必要があるのでしょう。完全にバチェラーを舐めきった態度です。
また岩間さんの問いにバチェラーが答えても、興味が無さそうに「ふーん」という返事。
自分から話を振っておいて、そんな態度を取るの?と観ているこちらが驚くほどでした。
とても尊敬する男性への振舞いとは思えません。完全に見下して、相手を舐めてるモードに入っています。
友永さんも「別に好みを合わせるつもりは無いよ」と強気の発言をしますが、目がキョロキョロして半泣き状態で完全に動揺していました。
これも全て非モテコミットの弊害です。
女性は自分が興味の無い男性が非モテコミットしてきた場合、たとえ相手がバチェラーであっても見下しで舐めた態度を取ることがこのエピソードを観るとよくわかります。
非モテコミットは大切な人も傷つける
しかしバチェラー3の第10話(エピソード10)で、最終的に友永さんは自分を一番に愛してくれた水田あゆみさんにファイナルローズを渡し、2人は結ばれます。
視聴者としては色々あったけど、終わりよければ全て良し!
めでたしめでたし…かと思いました。あんな舐め腐った女にファイナルローズを渡す必要なんて無いですからね。
ただ、なんと話はそこで終わりませんでした。
その後にエピローグ(エピソード11)が配信され、友永さんから衝撃の事実が打ち明けられたのです。
それは愛の告白からわずか1ヶ月で水田さんとお別れしたというもの。
はぁ!?
たったの1ヶ月で別れたってどういうこと?
さらに彼の話は続きます。
水田さんと別れた直後、なんとぶどう農家の岩間さんと付き合い出したと言うのです。
もうめちゃくちゃ。空いた口が塞がらないとはこのことです。
あんなに長いバチェラーの旅を経て、自分から告白した水田さんをいとも簡単に捨てた挙句、非モテコミットするほど大好きだった岩間さんと結局付き合う。
もう一度言いますが、本当にコイツはめちゃくちゃです。
もちろんこれを観ていた視聴者だけでなく、参加した女性からも大ブーイングの嵐。
参加女性の一人であった岩城ありささんからは「そんなんやったらバチェラー出やんと婚活パーティ行けばいい!」とまで言われます。
そりゃ自分のことをあんなに想ってくれた大切な人に対して、こんな仕打ちをするんですからそこまで言われても仕方ありません。
誰がどう見ても非があるのは水田さんではなく、バチェラー側です。
冷静に考えれば大切な人によくそんなことができるな?と思われるでしょう。
しかし非モテコミットしている男性は好きな女性しか見えません。
その女性しか見えてないのですから、このように周りを傷つける事件が起こるのは当然と言えば当然なのです。
【まとめ】相手からの愛情を感じられないなら引くことも大切
今回の記事では、リアル恋愛バラエティーショー『バチェラー3』のエピソードを例に取り、非モテコミットがいかに女性から見下され、男の内面を狂わせるのかをお伝えしました。
最終的にバチェラーは岩間さんとお付き合いしましたが、食事デートの関係性を観ている限り、今後結婚をしても彼女に見下され続けて、男として尊敬なんて一切されないでしょう。
第三者から観れば、水田さんと結ばれていた方が幸せだったのになと思わざるを得ません。
それからもし自分が非モテコミットに陥ってるなと感じたら、時には引くことも大切です。
残酷ではありますがそのまま好き好きアピールを続けていても、相手の気持ちが変わることはありません。
友永さんも岩間さんにストレ―トに大好きアピールをするのではなく、バチェラーとして堂々と振舞い、距離感を上手く取ることができれば、こんなバカげた結末にはならなかったはず。
それができれていれば、岩間さんとシンプルに結ばれてゴールだったと思います。
ただ今回は岩間さんの方が恋愛テクニックが上手であり、友永さんと比べて恋愛強者であることは明らかでした。そのため彼女に惚れていると悟られた時点で、もうこの結末は避けられなかったのかもしれませんね。
ですのであなたがもし非モテコミットをしてしまっているなと感じたら、ぜひ一度引いてみることを僕はおすすめします。
それがきっかけで相手の感情が動いて、あなたに惹かれ始めることだってありますよ。
なお今回紹介したバチェラー3はアマゾンプライムビデオ会員なら無料で視聴できます。
バチェラー史上最高に楽しめる作品だったので、「テラスハウス」「あいのり」「お見合い大作戦」のような恋愛バラエティショーが好きな方はガチで観て欲しいです。
色々文句を書きましたが、バチェラー3は最高に面白かったですよ!
バチェラージャパン3rdシーズンは『Amazonプライムビデオ』で配信中です。
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